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実は自分、専門分野として、売春行為をする十代少女の声を集めるフィールドワー クをしているんですが、感じるのは親の世代の価値観の欠如と美徳の喪失です。 この影響は根深いです。
渋谷なぞを取材していると、女の子が道端にタンを吐き捨てるのをしょっちゅう 見かけます。街頭取材中にずっとタンを吐いてる女の子(14歳)もいました。
10秒に1回ぐらい吐くんですよ。ポプラ(コンビニ)でおにぎりを買って出てくる女の子をウオッチしていると、 まるで足跡を残すようにゴミを残していきます。
まずコンビニのレシート、次はビニール袋、次はおにぎりのテープ、 右側のビニール、左側のビニール、最後に海苔がパラッと散って、タンをペ! 価値観の崩壊というよりオイ人類か? って突っ込みいれたくなるほど。さらに、実は援助交際している女の子たちの実態は、メディアの報道とは大幅に かけ離れています。偏差値低そう(あえてこの表現)な学校に行ってる子や、い わゆる日本語を話せないギャル系みたいな子たちは、実は援助なんてしません。
実際援助をしているのは、驚くほど真面目で頭が良くて優秀で思慮深くて普通な 子たちばかりです。メディア全般、報道するのは大嘘ばかり。信じらんない。で、ここで話がもどりますが、あかあむの言うメディアと文化と生活と。
彼女たちの親の世代の迷いが、そのまま鏡のように少女たちに反映しているのが 感じられるんです。 思慮深くて悩む女の子ほど援助をする。彼女たちにとって援助はオリジナリティ の創出だったり停滞からの開放だったり、場合によっては「箔」だったりします。 金のために援助している女の子なんてほとんどいないですよ。
そしてあんまりモノ考えるのもウザいというタイプの子達は、我道を自由に突き 進むことで自分の表現をしたり。タン吐きすらある意味我が道なんですよ。自己表現や自己解決のできない大人が、不器用な自己表現しかできない子供を育 てます。援助交際をする女の子と話して感じるのは、背景にある未完成な家族な んです。
まとめます。
雑誌メディアが全て悪いとは言いませんが、戦後の指標なき日本に文化と精神性 を定着させられなかったのは、ネタだけを追うテレビと現状を嘆くだけの新聞と 流行だけを追う雑誌の責任、自分もそう考えます。長くなりました。援助少女たちの「届かない声」はいつか書籍にするなりWOM BATの体裁の中で伝えていければと思っています。
それにしても、腹が減りました。
鈴木大介
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